いい、加減
更新日:2022年7月15日
下の子達、無事に小学校入学。
コロナ禍のため入学式は
「子ども1人につき保護者1人参列」というルールがあったけれど
双子のため夫婦揃って参加できるじゃありませんか!
こんなところに双子育児の恩恵があるとは。
空手っ子なふたり。
息子は、式典で自分の名前を呼ばれたとき
「押忍!」
と返事していました。
入学準備いちばんの課題だったのが、バッグ作り。
上履き袋に体操服袋に音楽バッグ。
×2!
買う選択肢もある中、この唄が脳裏をよぎる。
「かあさんが よなべ~をして…♪」
この世界観に自分を浸らせるべく
(いや、自らの手で生み出すのが好きなだけ)
オリンピックより出番の少ないミシンを登場させることに。
祖母から譲り受けた、昭和57年製のミシン。
ここで寿命が尽きない事を祈るばかり。
糸調整に手こずり、挫折しそうになる。
むかし家庭科の授業でパジャマを作り切ったじゃないかと、自分を励ます。
当時若気の至りで選んだ、今では絶対に好まない柄のパジャマを
恥ずかしげもなく未だに着て寝ている母の姿を思い出す。
母とは、こういう生き物なのか。
わが子が作ったものは、すべて宝物に化けてしまうものなのか。
母歴11年の私にはまだその境地に達していない。
コツコツと、ただミシンに向き合う作業は
裁縫にまつわるあれこれを思い出させたり
ときに無心にさせたりする。
そしてまた思い出す。
双子が保育園入園するときのことを。
園生活に欠かせない昼寝用の布団カバー作り。
双子育児でヒーヒー頑張り過ぎている私を思いやって
「スナップボタン付けやるよ!」
と言ってくれたママ友。
でも、その友人が差し伸べてくれた手を握り返すことができなかった私。
幼くして親子離れ離れになるのだから
スヤスヤ寝るとき肌に触れる布団カバーくらいは
すべて自分の手で仕上げたい
ひと針ひと針こころを込めて作りたい
そんな思いがあった当時。
授乳中で夜中10回は起きていた身体にムチを打つように
ただひたすらボタンを縫いつけた。
人に頼ることが苦手で完璧主義な性格は
ときに自分を苦しめる。
これでもだいぶ丸くなってきた。
今回のバッグ作りでそれがよくわかる。
縫い目はグダグダだし
持ち手のヒモ付けも綿密に測ったりしない。
なかなかいいね、この適当さ。
今ならママ友にも頼めるなぁ
「布の裁断おねがい♡」って。
ヨガのおかげかな。
任せること、委ねること、諦めること…
ときにそれらが必要なことを、ヨガは教えてくれる。
さて、今日は双子はじめての保護者会。
隣のクラスを行ったり来たり
廊下で息抜きしたり!?
いい、加減に参加してきます!
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